2022年10月25日
A26:ピエゾアクチュエーターについて当社技術資料の一部を抜粋し、ご説明させていただきます。
【ピエゾアクチュエーターとは 】
ピエゾアクチュエーターは電気エネルギーを変位や力といった機械エネルギーに変換する素子です。
その特徴は以下に挙げられます。
・変位分解能(サブナノメートル以上)
・高速応答性(0~数十kHz 以上)
・発生力(最大数十 ton)
・高効率(機械的動作ロスが無い)
【圧電材料の歴史】
19 世紀、水晶に圧力を加えると電圧が発生するということから圧電効果は発見されました。
用途としては、主に圧力センサーやライターの発火用素子、マイクロフォンなどがあります。
圧電材料に電圧を印加することで、圧力を発生する逆圧電効果は、
最初はソナーなど超音波振動子として実用化されました。
そして現在、圧電材料は広く各分野に生かされています。
【用途】
・光ファイバーの光軸合わせ
・光学・レーザー部品の位置決め
レンズフォーカスの制御
反射ミラーの制御
・精密加工
対象物の位置決め
加工刃物の位置制御
・細胞工学・遺伝子工学
マイクロマニピュレーター
・精密バルブ駆動
・インクジェット
・超音波・その他の振動生成
微細加工、振動制御
・ピエゾモーター
・SPM 顕微鏡
他にない優れた性質を持つピエゾアクチュエーターですが、
それらの特徴を生かす為にピエゾ素子の特質・性能を十分に理解してご検討ください。
ピエゾアクチュエータについて他にも詳しく説明させていただいている技術資料や
Q&Aがございますので、ご興味がございましたらご覧ください。
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