2021年12月7日
A22:ピエゾアクチュエータを矩形波やstep波形での駆動の注意点についてご説明します。
矩形波やステップ波形でピエゾアクチュエータを駆動させると下記の図のように
オーバーシュートやリンギングが発生する可能性があります。
特に意図していないオーバーシュートが出るほど急峻な動作をさせ続けると
ピエゾアクチュエータが故障する可能性がでてきます。
そのため下記の図の様にオーバーシュートやリンギングが出ないようにクローズドループ制御を行い使用するか
ローパスフィルタなどのフィルタで波形を鈍らせ使用することをお勧めします。
又、ローパスフィルターは、ピエゾドライバとピエゾアクチュエータ間に入れる場合は、
電圧と電流の関係で、ワッテージの大きな抵抗やコンデンサが必要となりますので、入力信号に設ける事をお勧めします。
他にもピエゾアクチュエータについて説明させていただいている技術資料や
Q&Aがございますので、ご興味がございましたらご覧ください。
【Q22:矩形波(step波形)での駆動の際の注意点】に関連があるQ&A
Q2:オープンループ制御・クローズドループ制御とは?◆
Q5:オープンループ制御とクローズドループ制御でのヒステリシスの違い◆
Q6:オープンループ制御とクローズドループ制御でのクリープの違い◆
Q8:ピエゾアクチュエータの共振周波数について◆
技術資料
トータル技術資料◆
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ご質問をお待ちしております。