若手社員教育~寺子屋~のお話3

2024年8月30日

当社では「寺子屋」と称した若手社員教育を実施しています。

昨年はマイコンについての講義も行われ、基礎について学びました。

今年は、昨年学んだことを生かして、「Arduino」というワンボードマイコンを利用してみようということになりました。各自が考えた「あったらいいな」を、実際に部品を購入し、配線してみて、それを動かすソフトウェアも製作してみよう!っという実習です。

先日、各自が考え製作してみた作品の発表会が行われました。

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各自が考えた「あったらいいな」は以下の通りです。
・湿度により加湿器を自動ON・OFF しよう!
・市販品の赤外線リモコンと同じ動作をさせてみよう!
・ウルトラマンのカラータイマーを作ろう!
・実際の製品の検査治具として使えるよう、疑似的なユーザ操作を自動化しよう!
・設置位置を検知してみよう!
・温度・湿度を表示させてみよう!

寺子屋に参加している若手社員さんは、製造、営業、資材に所属されており、
従来はハードウェアやソフトウェアの開発は行いません。
そのため、チャレンジしてみたもののうまく動作できない、エラーが発生してしまい進められなくなってしまった、などの発言も見られました。

とは言え、今回の実習を通して、「マイコン」の使い方や部品の選定方法、ソフトウェアでの制御の仕方など、簡単ではありますが一連の流れのようなものが理解できたのではないかと思います。また、自社製品でマイコンを利用している製品についての、理解も深まったのではと思います。

各自の発表の後、社長から「気まぐれ社長の独断で、今回の発表で一番良かった作品を社長表彰します!」という言葉が飛び出し、製造のNさんが見事受賞されました。
「あったらいいな」を最後まで完成させ、堂々と発表されたことが決め手となりました。

+++Nさん、おめでとうございます!+++
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最後に、社長からは「開発部門の人たちが普段実施している開発は、今回実習で体験したことが複雑になっているだけ。こんなことをしているんだ、ということは理解できたのではと思う。今後の自身の仕事を効率化させるために、マイコンを使って検査治具を作ってみるなど、今回学んだことを積極的に実務にも活かしてもらいたい。」というお話もありました。

実務が多忙な中、自身で課題を考え、実際に製作してみるのは大変だったかと思いますが、とても良い経験になったのではないでしょうか。

皆さん、お疲れ様でした。

【 今月のブログ 総務部門:Tさん 】

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