先日、理化学研究所様より「Spring-8 持続可能な未来へ」という冊子が届きました。
Spring-8とは、理化学研究所様が所有する大型放射光施設です。太陽の100億倍もの明るさに達する「放射光」という光を使って、物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べる事ができる研究施設です(文部科学省HPより)。
Spring-8で用いられるX線と比べて、非常に高輝度で位相のそろったX線パルスレーザーを
X線自由電子レーザー(X-ray Free Electron Laser:XFEL)といいます。
日本で初めてのX線自由電子レーザー施設は、理化学研究所様と高輝度光科学研究センター様が共同で建設され、SACLA(SPring-8 Angstrom Compact Free Electron Laser)と命名されています。
当社はSACLAの開発向けに「XFEL集光ミラーシステム用真空対応ピエゾステージシステム」を製作致しました。
「SACLAを支える日本の力」として、理化学研究所放射光科学総合研究センター様のサイトで弊社名を記載頂いています。
その関係で、今でもこのような冊子をお送りいただけているのだと思います。
今回お送りいただいた冊子は、Spring-8やSACLAの利用成果を分野別に分類し、
SDGs(持続可能な開発目標)と対応付けてまとめられたものとなっています。
SDGsが注目される今。
当社の技術がSDGsの取り組みにどのように貢献できるのかと考えていましたが、
お納めした製品をお客様にご利用いただくことを通して、間接的に貢献できているのだと感じることができました。
当社の製品は、このページのこのあたり(半導体・エレクトロニクス「薄膜・表面」???)に
関係していたのだろうか・・・などと想像しながらページをめくる時間も楽しい時間でした。
今後もお客様の研究や分析などにご協力できる製品をご提供できるよう、努めてまいります。
そして、当社なりにできるSDGsの取り組みについて考えていきたいと思います。