AI活用講座

2021年3月30日

埼玉県では、大学や研究機関等の先端的な研究シーズと企業の優れた技術を融合させ、
実用化・製品化・事業家を強力に支援する「先端産業創造プロジェクト」を推進してくれています。

AI/IoT技術を活用したロボット開発人材育成に力を入れたセミナーなども実施されており、
2020年度開催のセミナーには当社社員も参加しました。

ロボットの設計・開発に必要となる「設計・メカトロニクス要素」「強度解析」「運動解析」
「人工知能(AI)」「IoT」「遠隔計測・制御」「プログラミング技術」
「ロボットビジネス・マネージメント基礎」などをオンライン講座の形で学ばせて頂きました。

参加者を複数グループに分け、設計・製作の総合実習も行われたようです。

当社社員が参加したグループでは、
「ガス探知ロボット(ガスを探知したら、窓を自動で開けるロボット)」を検討したとのこと。

Depthカメラに内蔵された奥行きの情報を取得する深度センサーや、
ガスセンサー、超音波センサーなどのセンサー情報を使い、
窓の位置や距離、ガス発生、障害物の有無などを検知し、
オムニホイールというあらゆる方向へ移動可能なホイールを使いロボットの制御を実現したようです。

AI

複数メンバーで一つの製品を製作するトレーニングもでき、コミュニケーションの重要性、
各フェーズにおけるインタフェースを明確にする重要性をより実感できたようです。

一人では、漠然としながら進められてしまうことも、複数メンバーで行う場合は、
・まず全体像をはっきりとさせ、
・各ブロック(フェーズ)を構造化し、
・それぞれのもつ役割や情報、
・各フェーズに受け渡す情報やインタフェースを明確にする
などを行う必要があります。

プロジェクトとして一つの製品を作り上げる実習にもなり、
非常に有意義な講座だったようです。

すぐに弊社製品に直結するものではありませんが、今後の製品の動向や基礎知識の向上という意味では、
このような埼玉県の取り組みは非常にありがたいと感じました。

今後もこのようなセミナーを積極的に活用するなど、
いろいろな技術を学ぶ機会を作っていきたいと思います。

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